話題のスポットから気になっていることまで、設計部コラム ←前の記事へ 次の記事へ→
紙芝居の中の景色
「季節の深度」
季節の移り変わりを味わう、休暇をすごす時、どの場所で過ごすか、いつもそのようなことを考えている。
年末年始をというわけでもないが、今年は年初めに仙台へと足を運んでみることにした。往路は東京駅から1時間半ほど、そこに日本地図の上空を滑空しているかのような体験をする。
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■2008.1.10
■IA
■郊外-景色 |
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準備なき渡航
新年も明けた1月2日、朝早くから2日分の荷物を片手に自宅を出ることに。都心の年末年始は非常に静かで、人の影も疎ら。一体どこに消えてどこから帰ってくるのだろうかと思いは広がる。トウキョウのキャパシティは限りなく大きい。東京駅に着いたのは昼になろうとした頃、普段よりも混雑している緑の窓口に向かい、仙台行きの空席情報をはじめて確認する。携帯電話でも確認できるのだが、休日ぐらいは情報に左右されない過ごし方をしたいと心に決めて行き当たりばったりの行動もいいのではと思う。
はやて(東北新幹線)
冬の風景はどこか寂しげなものになる。枯れ木に乾燥した大地。車窓から見える景色はトンネルを抜けるたびに移り変わる。最初に雪を見たのは郡山を過ぎたあたりだっただろうか、何度も通過するトンネルは次に出会う土地への扉であり、日本の四季のグレーゾーンを目の当たりにする。遠景の山肌に白く見える山肌、「トンネルを抜けるとそこは...」のような一面の銀世界。
シャッターチャンスは...
移りゆく景色の途中で出会った景色。福島県に入ったばかりだったか、小雪舞う景色の中に虹を見た。雪の中の虹と言えば「ダイヤモンドダスト」のような幻想的な風景を思わず思い浮かべたが、日中の日差しと、積雪浅い風景、とても自然な美しさであった。
仙台までの新幹線は車窓からの景色と世界が、次の展開を楽しむ「紙芝居」のように移ろう。
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